再開とあらわすこと

スチャダラパーBOSEのブログ読んだ。ミンナニナイショが基本のブログ(リリーさん会社の有料コンテンツ)だけど 、自分の見たもの記録として。

地震とその周辺もろもろにあんなにショック受けて、今も怒り続けてるスチャがもやもやを歌詞に変えて、恨みや怒りを詰め込んだ曲を作ってると知った。単純に新曲は嬉しい。それだけじゃない、嬉しい何かを感じた。

私は彼らの、疲れるくらい凝りに凝った歌詞がとても好きだ。 自分の背景をきちんと制作物にコラージュできる人には惚れ込みがち。誰かの意見を聞きたい。それも↑こういう人の。 目的やアプローチも含めて楽しみたい。

たぶん、私が嬉しかったのは、その曲じたいはちっとも特殊ではない方法で作られていることだ。「再開」というブログのタイトル通り、いつも通りの制作をしてるらしい。 ウラ事情はいろいろかもしれないけど、今そこはどうでもいい。
けっこうなショックを隠しきれなかったらしい3人が、曲を書き始めた。取り急ぎの応援ソングでも反発ソングでもない(まあ、いってみれば大抵が反発ソングだ)、いつものスチャダラパーの曲。

ひとって、経験をきちんと素材にして、形にできるんだなぁということを、40過ぎたおっさんの曲にいつも教えられている。


思いを何らかの形で世に出せるってことはとても幸せだ。私はそもそも文章を書くことじたいは苦手だし、正直そんなに好きじゃない。(あ、そうだったのか。言ったら少しスッキリした。笑)でも、たくさんの制約はあるけど「一つの視点を入れて何かを伝えていいポジション」にいられるのは幸せだと思う。
でも、今はみんなそうだね。

最近、正しくバランスよく書く(習字みたいだな)ことばっかり考えてて、word開くのも嫌だったけど、久々にいろんな人の文章をいっぺんに読んで 頭がほぐれたかも。
画家の牧野伊三夫さんが発行しているミニコミです。
デザインはドラフト堀内誠一氏の娘さんのエッセイがとてもいい。
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※私が読んだのはvol.24


(2011年4月11日・mixi日記より改題、修正)