跳ね返ったりしながらも肌にすっととけてゆく声や音、リズム。

先日のジョン・ケージ生誕100周年記念コンサート以来、salyuの虜です。
すごい。たぶん今まで食わず嫌いしてたのね。

コンサートでの担当楽器は“ボイス”。
salyuを生で観たのははじめてだけど、その機会がこの公演でよかった。歌唱力以前に、声が生み出す力に圧倒された。
声から音へ、音から短い旋律へ(旋律と呼べる状態なのか私にはわからないけど)。とにかく、その呼吸と声が空気を震わせてる状態を体感できたと思う。その声と音の感触を壊したくなくて、改めて彼女の曲を聴く勇気が出なかったぐらい。

で、ようやくです。この曲はぜったいいつか生で聴きたい。

そういえば、ふだんの会話に関しても、すうっと心地よく入ってくる声と、ちょっと耳を頑張らせなくちゃいけない声がある。
私は自分の声やその運び方があまり好きじゃないので、相手には少しでも心地よく感じてもらえるよう、せめて話し方やリズムと表情を心掛けたいと思ったのでした。

その他共演者の演奏・パフォーマンスも衝撃的でした。追記するかも。
康本雅子さんのダンスは観てるこっちの心臓が暴れだしそうになったよ。